全国の市街地にイノシシが出没!今年もニュースになりました。アーバンイノシシという言葉まで出てきましたww。いきなり出会うと危険ですから、対処法をまとめてみました。
- アーバンイノシシは山のイノシシより危険?出会った時の対処法と対策!
アーバンイノシシは山のイノシシより危険?出会った時の対処法と対策!
15日午後、JR国立駅前や近くの住宅地にイノシシが出没しました。イノシシは今も捕まっておらず、その後、隣の立川市にも出没していて、警察は見つけても近づかないよう注意を呼びかけています。https://t.co/Pf2Trt3nlI#nhk_video pic.twitter.com/oIOkcn2KiD
— NHKニュース (@nhk_news) 2019年12月15日
1.アーバンイノシシとは?その意味
アーバンイノシシとは、市街地に出没イノシシの事をさすようです。そもそも、僕は神戸の、とある大学に通っていましたが、キャンパス内に普通にイノシシいました(笑)。
20年も前の話ですよ。
市街地に出没するイノシシは昔がから、大なり小なりいたはずです。それを今年になって、メディアがそれを「アーバンイノシシ」と、おしゃれに言葉を作ってしまったんですね。クローズアップ現代や、モーニングショーといった情報番組ですね。アーバンとは都会的と言う意味なので、アーバンイノは「都会的な猪」という意味になります。
2.普通のイノシシとアーバンイノシシの違い、特徴
そもそも、イノシシとは?
イノシシ(猪・豬、英名: boar 学名:Sus scrofa)は、鯨偶蹄目イノシシ科の1種。「猪突猛進」という成句が出来るほど突進力が強い半面、神経質な動物でもある。嗅覚が鋭敏で知能も高い。本種の家畜化がブタである。
イノシシ
都会的であろうが、田舎的であろうが、イノシシに出会ったら危ないわけです。しかし、最近のアーバンイノシシは、ちょっと特徴があるみたいですね。
①メタボ化
市街地の生ごみ等を餌にしていた場合、栄養価が高いものをたくさん食べて、メタボ化、巨大化している可能性があるそうです。TVでの報道でも、イノシシは結構大きかったですね。
②パニック状態
偶然たまたま市街地に出てしまったイノシシの場合、いつもと違う風景、いつもと違う人間との遭遇などの影響により、パニック状態で興奮している可能性があるようです。山で出会った時より危険ですね。出会った時点で、すでにパニック状態であった場合は、こちらが何もしていなくても、ただ出会っただけで攻撃されるかもしれません。
③都会を餌場と認識
すでに都会になれてしまったイノシシがいます。市街地のゴミ捨て場を餌場と認識しているイノシシ、人間が餌をくれる存在と認識しているイノシシ等いるようです。もっとタチが悪いのが、コンビニから出てきた人間の荷物に餌(食べ物)が入っている事を学び、その人間に攻撃して餌を奪おうとするイノシシです。死角から襲ってくるかもしれません。
アーバンイノシシは、山のイノシシより相当、危険かもしれませんね。
3.イノシシと遭遇、出会ってしまったら・・
①落ち着いて行動しましょう
まあ、とりあえず落ち着きましょう。
②背を向けない
背を向けると、相手は自分より弱いと認識させてしまうようです。襲ってくるかもしれないという事ですね。
③戦ってはいけません
物理攻撃をすると反撃してくるようなので、戦うのはNGです。
イノシシは走りだすと、すぐに時速24kmまで加速します。至近距離でよけるのは難しいと思われます。イノシシの牙は横を向いているので、かするだけもケガを負うかもしれません。
最もイノシシの怖いところは、大人のイノシシの顔の位置が人間の太ももあたりという点です。太ももの内側は人間の急所なので、かまれると大ケガを負う可能性があります。
勝てると思わない方が良いでしょう。
④威嚇、大きな音を立てるのもNG!
大声、大きな音で威嚇すると、逆上して襲ってくるかもしれません。
⑤身を隠す
イノシシは攻撃対象物が視界から消えると攻撃しなくなるようです。物陰に隠れる、広げた傘に隠れる、などすると良いようです。
⑥高いところに逃げる
木に登る、塀に上る等すると、イノシシは攻撃できないようです。
⑦うり坊に近づかない
うり坊の近くには母親イノシシがいます。可愛いと思っても近づかない方が良いです。僕は大学の時にキャンパス内で、うり坊と、うっかりすれ違った事があります。しばらくすると、母親イノシシが登場して、びっくりした事があります。
4.イノシシに出会わないために
①大勢で行動する?
イノシシは本来臆病な動物らしく、人の気配がすると、近寄らないようなので、大勢で話しながら移動していると、会う可能性は低くなるそうなのですが、アーバンイノシシはどうでしょうね?
大学のキャンパス内は人が大勢いたのに、イノシシは我が物顔で歩いてましたからね。人に慣れたアーバンイノシシには、通用しないかもしれません。
②鈴など音が出るものをつける
熊の対策と同じですね。これも人慣れしてしまったアーバンイノシシに通用するでしょうか?
③餌を与えない
人間が餌をくれると思わせないためですね。神戸市では条例でイノシシに餌を与える事が禁止されています。
④生ごみを夜に捨てない
夜の間にゴミをあさり来るからでしょう。この生ごみがイノシシにとって栄養価が高く、またすごく美味しいもののようです。市街地に住み込んでしまう原因になりそうですね。
⑤家庭菜園に柵を作る
家庭菜園は餌場になってしまうようです。
5.どうして最近、市街地出没が多いのか?
①台風等の災害
台風、豪雨等の災害で山に餌が少なくなった原因が考えられるそうです。台風や豪雨が山の植物の生育や生態系に影響していたのですね。地球温暖化による台風や豪雨の多発による影響がイノシシにまで影響していたとは・・。
②オオカミがいなくなった
イノシシの天敵、オオカミがいなくなったため、イノシシの絶対数が多くなっているようです。かつて人間がオオカミを害獣と指定してしまった影響が・・。人災ですね。
③里山に人がいなくなった
いわゆる田舎の過疎化ですかね。里山に住む人間がいなくなり、山中にあった田畑を管理する人がいなくなったという事です。本来、山のイノシシは、人の気配があると近寄らないようなので、里山に人が住んで田畑を管理していたら、そこがイノシシの堤防になっていて、都会に降りてくる事ができないようです。しかし、その里山に人がいなくなったので、里山自体がイノシシの住処になっており、すぐに都会に降りてこれる環境にあるようです。
その他、イノシシを狩る猟師が少なくなったのもあるんじゃないでしょうか?ボタン鍋美味しいのにね。
6.余談~イノシシは頭がいい?~
余談ですが、イノシシは頭がいいかもです。道具を使うようですよ。
(CNN) イノシシやブタはその見かけ以上に賢い可能性がありそうだ。フランス・パリ動物園で飼育されているヴィサヤンヒゲイノシシが棒を使って土を掘り返し、巣を作る様子が撮影された。学会誌に発表された研究によれば、これはイノシシに道具を操る能力があることを示す証拠だという。引用元:CNN.co.jp
7.結論?
解決策は・・・ボタン鍋に・・・とか言うとアカンのかな・・?
美味しいけど!!!