可燃ごみを燃やさないゴミ処理施設 CO2もダイオキシンも出ない!
1.林先生の初耳学で紹介されたゴミ処理施設
令和元年10月20日放送の「林先生の初耳学」での新規格、「初耳フリーク」において、ゴミの分別に関する事が放送されました。
その放送の中で、徳島県上勝町のゴミ分別と、香川県三豊市の「可燃ゴミを燃やさないゴミ処理施設」について紹介されました。
上勝町のゴミ分別は知っていましたが、三豊市の「可燃ゴミを燃やさないゴミ処理施設」は、初めて知りましたね。
2.上勝町のゴミは34種類に分別
上勝町は、ゴミの処理にお金がかかるため、徹底的にゴミを分別するようになったようです。その分別は34種類!
リサイクル率が良いので海外からも視察に来るそうです。
☆ゼロ・ウエイスト宣言
上勝町は、平成15年に、《上勝町ごみゼロ(ゼロ・ウエイスト)行動宣言》を出しており、焼却処理と埋め立て処理を2020年までに全廃する事を目標にしています。
☆リサイクル率はすごいみたいだけど・・
リサイクル率は80%で、すごいみたいですけど、 朝から夜まで忙しく働いている都会のサラリーマンには、ちょっときつい分別かな・・・。全国的に34種類分別が導入されると、不法投棄が増えそうで怖いなあ・・。
3.三豊市の「可燃ゴミを燃やさないゴミ処理施設」
☆トンネルコンポスト方式って?
三豊市の「可燃ゴミを燃やさないゴミ処理施設」は、可燃ゴミを微生物で分解し、処理するため、ダイオキシンを出ませんし、地球温暖化の原因の二酸化炭素も出しません。この処理方式を「トンネルコンポスト」と言うそうです。
海外ではドイツ、イタリアで導入例があるようですが、日本では三豊市だけみたいですね。
地球温暖化の影響ついてはこちらにまとめています↓
☆微生物で分解後は?
可燃ゴミを微生物で分解後、最終的に生ゴミは肥料になり、紙やプラスチックは固形燃料となって、リサイクルされるようです。
☆三豊市のゴミの分別は?
三豊市のゴミの分別は、15種類でした。一般的な分別ではないでしょうか?
☆ 民間会社によるゴミ処理
三豊市のゴミ処理は、株式会社エコマスターという民間会社が行っています。つまりリサイクルによって利益を出しています。
三豊市は初期費用はかかっておりませんが、ちょっともったいない気も・・。
市でやっていれば、財政的に潤っただろうに・・。
また、この方式なら、都会でも導入可能じゃないかと思いました。
他にも、もっと良い可能性があるんじゃ・・?
4.他にも可能性!?ゴミの不法投棄も減らせる?
ゴミの不法投棄は、後を絶たない状況のようです。
不法投棄の新規判明件数は、ピーク時の平成10年代前半に比べて、大幅に減少しており、一定の成果が見られます。一方で、平成29年度でいまだに年間163件、総量3.6万トン(5,000トン以上の大規模事案なし。)もの悪質な不法投棄が新規に発覚し、後を絶たない状況にあります。
不適正処理についても、平成29年度で年間161件、総量6.0万トン(5,000トン以上の大規模事案1件、計1.7万トン含む。)が新規に発覚しており、いまだ撲滅するには至ってません。引用元:環境省
もし、ゴミを分別して、ちゃんと出せは、お金をもらえる!収入になる!となれば、不法投棄も減るんじゃないか?と思いましたが・・。
例えば、トンネルコンポスト式のゴミ処理施設を、民間会社で行うのではなく、市で行ってしまえば、市の増収にもなります。そのお金を市民に還元する形で、ゴミをちゃんと分別して出せば、市民のお金になるようにすれば、不法投棄も減るのでは?
また地域活動による掃除やゴミひろいも、お金になれば、自治会の収入になったりして良いのではないでしょうか?
とか、いろいろと「林先生の初耳学」を見て想像してました。