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煎じ薬 調剤便利ツール (薬局向け)


今回は、煎じ薬の導入を検討されている薬局さんや薬剤師向けの記事ですが、一般の人が読んでも、「こんなのがあるんだ」と思ってもらえると思います。

 

煎じ薬 調剤便利ツール (薬局向け)

 

1.そろえる生薬

 

最初からすべての生薬を揃える必要はありません。
医師が処方すると言っている品目だけでいいわけです。薬局製造販売医薬品を行いたい薬局さんは、いろいろと許可が必要になります。
しかし許可をとっておけば、医師の処方箋がなくても市販薬として煎じ薬を売ることもできます。しかし、売れるかどうか見通しが難しいので、最初は、少しの品目だけにしておいた方が良いです。

 

2. 調剤にかかる時間

 

エキス顆粒と違い、煎じ薬の調剤は大変時間がかかります。特に、機械など使わずに1日分ずつ手作りとなると相当です。西洋医学の薬の錠剤の一包化や、粉薬の調剤より時間がかかると思って良いです。

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時間短縮できる便利なツールがあるのですが、それでも、そこそこ待たせることになります。その事は、事前に患者さんにお伝えしておきましょう。一旦、外に出てもらって、後で取りに来てもらったり、後日取りに来てもらう等してもらう方が良いでしょう。待つ方もいらっしゃいますけどね。

 

3. 電動分包機・手動分包機

 

煎じ薬の調剤には、電動の分包機があります。生薬の卸売業者に問い合わせをすれば、生薬の分包機を紹介してくださいます。しかし、どうしても高額です。何百万程度するでしょう。

もっとリーズナブルなものに、手動分包機があります。ネットで「手動式生薬分包機」で検索すると出てきます。価格は10~15万くらいだったと思いますが、製造元に詳細は問い合わせてみて下さい。

私が手動分包機を使ってみた感じですと、ちょっとコツがいります。
生薬の煎じ袋が、生薬の重さに耐えきれず、落ちたり、こぼれたりするのです。袋の下にタオルをしくか、段ボールを適当に切り取ってしくかして、袋を支えるか固定する工夫が必要です。工夫すれば便利に使えます。

 

4. 煎自動マイスター

 

エキス顆粒はすぐに水で飲めますが、煎じるとなると40~50分かかってしまいます。飲むのが面倒ですよね。この煎じるという行為を薬局で代行する事ができます。


煎自動マイスターという機械があります。これを使えば、1か月分くらいまで、煎じてパックにする事ができます。パックはの保存は冷暗所になりますが、エキス顆粒と同じように持ち運ぶこともでき、便利です。患者さんは煎じる手間が必要ありません。

 

ただ、この機械は非常に高額で、200~300万すると思います。リースでの購入は可能だったと思います。また消耗品(ビニールのロール等)が高いので、患者さんからは手数料をもらった方がいいと思います。

 

煎じ代行の行為は、調剤ではなく、あくまで患者さんの希望によるサービスです。調剤行為ではないので、調剤室には置けませんので、注意して下さいね。

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煎自動マイスターの詳細は検索して頂ければ出てきますよ。


どうでしょう?参考になりましたでしょうか?