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新型コロナ肺炎がパンデミックになってもパニックにならないために・・


新型肺炎(新型コロナウィルス感染症)の感染拡大しています。まだ、日本では流行地域とまではなっていませんが、もし流行することになり、パンデミック(世界流行)となった場合は、どうすれば良いのか、調べても、まとまったものが出てこないので、自分なりに、まとめてみました。

新型コロナ肺炎がパンデミックになってもパニックにならないために・・

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いらすとや パンデミック

1.パンデミックのフェーズについて

パンデミック(世界流行)には段階があります。新型肺炎で調べてもなかったので、新型インフルエンザに関する資料になっていましますが。WHOにおけるパンデミック(世界流行)フェースの資料が厚生労働省にありましたので、引用させて頂きました。以下になります。↓↓↓

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パンデミックフェーズ 厚生労働省 参考資料

引用元:厚生労働省 参考資料

 

 この資料を基に、新型インフルエンザを新型コロナウィルスに変換して考えると、もうすでに中国国内はフェーズ4かフェーズ5状態にあるように思うのですが、どうなのでしょう??

 

2.2009年のH1N1型新型インフルエンザパンデミックとの比較

2009年に新型インフルエンザが問題となった時、パンデミックが起きたら、なるべく外に出ないようにと、家に籠城する事が対策と報道されました。今回も、そのようになるのでしょうか?

 

致死率は新型肺炎2~3%(中国外は1%未満、SARS約10%、MERS約30%、現在の通常のインフルエンザ0.1%以下。ちなみに、2009年に流行した新型インフルエンザH1N1型の当時の致死率は2~9%だったようです。

 

統計を考えると、新型肺炎は通常のインフルエンザの10~30倍の致死率で、2009年の新型インフルエンザ並みの警戒は必要そうです。

 

幸い、2009年の新型インフルエンザのパンデミックでは、世界と比べると日本での死亡率は低かったようです。抗ウィルス薬(タミフル)が潤沢にあったためとされています。今回は薬がありませんね・・・。

 

タイではエイズ治療薬とインフルエンザ治療薬で回復例が報告され、中国メディアでは漢方薬が有効との報道があったようですが、まだ実際の効果は不明点が多いようです。

 

今回は、薬に期待ができない可能性が高いので、感染者を増やさない努力が2009年の時よりも重要になりそうです。

 

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いらすとや 新型ウィルス

3.実際にパンデミックや市中感染が起こったら

 実際にWHOが、新型コロナウィルスのパンデミックと認定したら(というより、もうフェーズ4か5でない?と思いますが(笑))、人的交流や貿易が制限されるのでしょうか?上記の資料によると、そのようになりそうです。

 

日本国内でフェーズ6まで行ってしまうと、医療機関に新型肺炎患者が殺到する事が考えられます。そうすると、他の新型肺炎ではない患者に、病院で感染する恐れがでてしまいます。また、新型肺炎の診察に追われ、通常の患者の診察ができない医療機関が増えてくる事が予想されます。(処方薬は今のうちに、余分に貰っておいた方が良いかも)

 

武漢が8日で新型肺炎専門の病院を突貫工事で作ったのは正解ですね。日本でも同じ事をしないといけないかもしれません。通常患者の診察をする病院と新型肺炎専門の病院と分ける必要性が出て来ると思いますよ。

 

医療機関には、2009年の新型インフルエンザの時の経験を元にした、パンデミック時のマニュアルがあるはずです。僕も以前の職場でマニュアルを作成しました。一度も実践されていないマニュアルなので、どう実践できるか、やってみないと分かりません・・ただ、ないよりはマシです。僕は、このようなマニュアルが各医療機関にあるので、余程の事がない限り、武漢のようなパニック状態にはならないと思っています。

 

とにかくパニックにならない事です。冷静に行動しましょう(焦りますけどね)。

 

3.感染者対策

 まずは、予防ですが、新型コロナウィルスはインフルエンザと違い、便にウィルスが見つかります。噴口感染もあるようですから、それもふまえた予防法をまとめています↓↓↓

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目からも感染します↓↓↓

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マスクとアルコール消毒液が不足してます・・↓↓↓

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※感染が疑われた場合

感染が疑われた場合は、厚生労働省が受診、相談の目安を発表しました。以下の通りです。↓↓↓

 

①発熱など風邪症状があれば、学校、仕事を休み、毎日検温し記録しながら様子をみてください。

 

②強いだるさや息苦しさ呼吸困難がある、37.5度以上の熱や風邪症状が4日以上続くなどあれば、各都道府県の帰国者・接触者相談センターに相談して下さい。

 

③ただし、糖尿病や心不全、呼吸器疾患(COPD)など基礎疾患がある人、透析を受けている人、免疫抑制剤や抗がん剤を服用している人、高齢者は重篤化しやすいため、上記の症状が2日程度続く場合は帰国者・接触者相談センターに相談して下さい。

 

④妊婦の人は念のため、重篤化しやすい人と同様、早めに帰国者・接触者相談センターに相談して下さい。

 

⑤小児は、今のところ重篤化しやすいという報告はないため、目安通りの対応をして下さい。

 

相談の上で、指定された医療機関を受ける、または自宅待機という形になると思います。新型肺炎かな?と思った時の行動や、院内感染に巻き込まれない方法等を記事にしていますので、参考にしてください。↓↓↓

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感染者が増えてくると、症状の軽い人の自宅待機は増えて来るでしょうね。

 

 ちなみに各都道府県の帰国者・接触者相談センターはこちらで検索できます。↓↓↓

www.mhlw.go.jp

 

5.籠城に必要なもの

2009年の新型インフルエンザの時は、外出を控えるため、自宅に籠城する必要性が報道された事を覚えています。そこで籠城に必要なものを調べてみました。

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いらすとや 備蓄
①水(念のため)

ミネラルウォーター、その他飲料水

 

②主食

米、乾麺(そば、うどん等)、切り餅、シリアル、乾パン、インスタントラーメン 等

主食の系統はセット商品が手っ取り早いかもしれませんね。↓↓↓

 

③副食

レトルト、缶詰、瓶詰、菓子類、フリーズドライ、冷凍食品 等

 

④医療品等

必要な処方薬、常備薬、絆創膏やガーゼなど怪我用のもの、マスク(売り切れてますが・・)、ゴム手袋(嘔吐物等の処理に)、水枕、氷枕、消毒液(アルコール、次亜塩素酸)

 

新型コロナウィルス肺炎疑いの発熱では、市販の解熱鎮痛剤を使用する場合、アセトアミノフェンと言う成分の薬が無難であるとテレビでは専門家が話していました。根拠ははっきりしませんが、一番、ゆるやかな解熱鎮痛剤ではあります。

 

⑤日用品、その他

洗剤、漂白剤(消毒液の代用として使える)、カセットコンロ、トイレットペーパー、ティッシュ、石鹸、シャンプーリンス、キッチン用品、ビニール袋(汚染物密封用)、生理用品等

 

念のため、懐中電灯、電池、携帯充電機(電池式)、ラジオ(電池式)等

 

地震ではないので、ライフライン(水、電気、ガス)は余程の事がない限り止まる事はないと思うので、電池や水等は念のためです。また、食料品は日持ちするものだけをピックアップしました。数日であれば、野菜なども大丈夫だと思います。

 

問題は、パンデミック(世界流行)となった時に、いつ収束するかです。1~2週間で収束するのか、1~2か月で収束するのか・・予想はつかないですね。どれくらい必要なものを備蓄しておけば良いか・・。2009年の新型インフルエンザの時ですら、スーパーから食料品が少なくなっていました。パンデミックになってからパニックにならないように余裕をもって備蓄しておいた方が良いかもしれません。(もちろん、過剰な買い占めはダメです)

  

6.免疫獲得者の利用

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いらすとや 免疫獲得者

 一度、感染して治った場合、通常であれば免疫を獲得していると思われます。もし身近に免疫獲得者がいる場合、買い物に行く等、外で活動したりする必要性がある場合は、免疫獲得者に行ってもらう事になると思います。

しかし、今回の新型コロナウィルスは、エイズウィルスのタンパク質を含み、一度感染して治った人でも免疫を獲得できず、再び感染する可能性があるというニュースもネット上で見ましたが、本当なのでしょうか?デマではなく本当なら、免疫獲得者という考え方も通用しない事になります。

 

7.結局、パンデミックは来るだろうか?

最近の動向も見ると、国内で感染が拡大しており、市中感染が起こっていますね。これが世界的になってくると、いよいよWHOもパンデミック宣言をするでしょうか?

2009年の時の新型インフルエンザの時も、そうでしたが、楽観論が良いのか悲観論が良いのか、微妙ですね。いたずらに騒ぐのも違いますし、油断するのも違いますしね。

 

感染予防しながら、適度に備蓄しておくくらいが良いかもしれません。
今度の新型コロナウィルスに関する状況を冷静に注視したいと思います。