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COVID-19…調剤薬局が受けた影響と第2波、第3波の恐怖


新型コロナの緊急事態宣言が39県で解除されましたね。残りの県も来週にも解除されるかもしれません。しかし、第2波、3波が起きる可能性もあり、油断はできず、半自粛状態を続ける事になります・・。経済と感染症対策の両立・・難しそうです。

COVID-19…調剤薬局が受けた影響と第2波、第3波の恐怖

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写真AC 第2波 第3波

1.僕の調剤薬局における緊急事態宣言、自粛モードの影響

 新型コロナで緊急事態宣言が発令され、全国的に自粛モード、様々な業種が休業要請となりました。調剤薬局には、どのように影響したのかと言うと、薬剤師の友人などと情報交換したところ、耳鼻科、小児科、整形外科等の近くの調剤薬局は閑古鳥が鳴いているようです。

 

病院に行くと新型コロナに感染するかもしれない、クリニックに行くと3密になる・・といった考えから、皆さん、医療を自粛なさっているようで。

 

僕の働く調剤薬局の近隣にある内科メインのクリニックは、どうしても薬の必要な人は継続して患者が来るため、閑古鳥が鳴いているという所までは行きません。

 

実際、薬局に来る患者の数は、全体では「微減」です。高血圧、糖尿病などの治療の継続が必要な人は来ます。ちょっと頭痛がする程度の軽症者は、来なくなりました。

 

では、仕事量が減り、暇だったかというと、違うのです。

 

「ちょっと遠い場所にある総合病院で診察してもらっていたが、総合病院は人が多く、よりコロナが怖いので近くのクリニックで同じ薬を出してもらいたい」という人が増えたのです。

 

軽症者は減ったが、それなりの症状の人が増えました。数としては「微減」でしたが、仕事量は「増」です。今まで、扱っていなかった薬の取り寄せ、複雑な調剤等の業務に手が取られたのですね。

 

こうゆう事もあって、僕の働いている調剤薬局では、有難い事にGW前後は忙しかったのです。

 

僕のところは良かったのですが、友人のところは、一部の従業員が勤務を減らされたり、リストラの恐れもあるとの事でした。閑古鳥の鳴いている薬局を多くかかえるチェーン店の会社になると、会社全体として一気に売上が落ちますからね。

 

しかも、医療機関は休業要請がかかりませんから、自治体の協力金のようなものは、もらえません。やばいですね・・(もらえても雀の涙?)。

 

クリニックなんかは、医師会が政府に圧力かけて、なんとかしてもらえるかもしれませんが・・(笑)・・薬剤師会は、そこまで政治力があるか・・・見ものです。

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写真AC 医療機関 経営不振

2.薬の流通の変化

僕のいる調剤薬局では、薬の流通にコロナ影響があったのは、2品目ほどあります。

 

トランサミン(後発品はすでにコロナ影響で流通は停止)とロキソプロフェンNaテープ「トーワ」の2品目が現在進行形で品薄です。中国から原料を調達している事が、品薄の主な理由のようです。今のところ、完全に流通が止まる事はなさそうですが・・。

 

トランサミンは止血剤ですが、喉の痛みにも使ったり、皮膚科で皮膚の調子に使う事もあります。ロキソプロフェンNaテープは痛み止めの湿布ですね。

 

コロナ禍が続けば・・品目が増えるかもしれませんし、完全に流通の止まるものもでて来るかもしれません。どうなるか分かりませんね。

 

3.新型コロナかもしれない患者が来る

厚生労働省が決めた、受診の基準「37.5度4日ルール」というものがありましたね。今は 削除されましたが。皆さん、このルール、みんな守っていたと思いますか??

 

この4日ルールが出されたとき、風邪っぽい患者は暫く来ないだろうと思っていたら、普通に来ました。

 

高齢者の方で、この4日ルールを理解しておらず、「ちょっと咳と微熱あるし、最近ニュースで、コロナとかゆうやつが流行っているみたいやから診察に来た」という感じがありました。クリニックではPCR検査できない事も理解しておらず、普通に来たというパターンですね。

 

他にも、「保健所に連絡しても検査してもらえなかったから、仕方なくクリニックに来た」等・・。

 

従業員と、「え?さっきの人、もしかすると・・・もしかするよね・・」とよく話していました。

 

今のところ、僕も含め調剤薬局の従業員に体調不良の人はいません。しかし、もしかすると・・我々は無症状感染者になっているのかもしれません・・。

 

4.緊急事態宣言が解除されたとて・・

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写真AC 自粛解除

我々が、万が一、無症状感染者となっていた場合、大量の調剤薬局に来局する患者、ハイリスク群の患者に感染させてしまう可能性があります。無症状でなかったとしても、コロナ陽性で隔離されていまうと薬局が機能不全となります。

 

近隣の医療機関との連携等があると、連携先にも影響を及ぼし、すぐさま地域の医療崩壊が現実味を帯びてきます。そう考えると、緊急事態宣言が解除されたとて!変に経済活動して動き回る事ができないのです・・。経済に協力できるのは、当分先になりそうです。

 

5.これから夏・・熱中症と新型コロナのダブル対策は難しい

僕の働いている薬局では、新型コロナ対策で窓をすべて開けて常に換気をしています。しかし、これから夏です。暑いですよね。冷房をつけても、窓を開けていては暑いまま。冷房をしっかり効かせようとすると窓を閉めるしかありません。そうすると換気ができません。

 

薬局で熱中症と新型コロナの対策を同時にするのは難しそうです・・。

 

熱中症患者と新型コロナの患者が同時に医療機関に殺到すると医療崩壊を招く恐れがあります。熱中症予防も大事になります。皆さん、こまめに水分をとって下さいね。

 

6.第2波、第3波は秋から冬・・

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写真AC 秋から冬 第2、第3波

新型コロナの第2波、第3波は秋から冬にかけて起きる可能性があるようです。寒くなり、風邪の季節になってくると肺炎の原因になるウィルスや細菌は、新型コロナだけではありません。肺炎球菌やインフルエンザ、マイコプラズマ、黄色ブドウ球菌、等・・。他の原因の肺炎も増えます。つまり、第2波が起きた場合は、第1波に比べて医療崩壊を起こしやすい環境になると考えられます。

 

そうならぬよう、行政機関(保健所等)、医療機関は体制を整えようとすると思うのですが、熱中症患者、台風豪雨被害・・・様々な原因で対応に追われると・・😨😨😨

 

どうか皆さん、体調管理、災害対策等も、お願いします。

 

完全な運ですが、このタイミングでノロウィルスが流行らない事、スペイン風邪のように第2波で強毒化しない事も祈ります・・・。